住まいレポート

Q&A

よくある質問

住まいの判断でよく出てくる疑問に、根拠とあわせて答えます。答えを一言に丸めず、どんな前提でそう言えるのかまで書きます。

最終更新 2026年9月5日

中古マンションは、いくらまで買えますか

手取りから生活費・貯蓄目標・将来支出を引いて残る余力から逆算します。金融機関が貸してくれる上限額とは別物で、たいていそれより低くなります。

借入可能額は「返せるかどうか」ではなく「貸せるかどうか」の金額です。年収倍率で 機械的に決まるため、生活費や教育費の予定は考慮されていません。

このサイトの参考予算帯は、手取り月収から生活費・他の債務・貯蓄目標・将来支出・ 安全余白・管理費等を引いた残りを、毎月の返済にあてられる額とみなして逆算します。 頭金は手元資金から生活防衛資金(生活費と債務の6ヶ月分)を残した額が上限です。

参考予算の診断で、ご自身の数字を入れて確かめられます。

買うのと借りるのは、どちらが得ですか

住む年数と置いた前提しだいで入れ替わります。何年住むかを決めずに比べても答えは出ません。

短く住むほど借りるほうが有利になりやすく、長く住むほど買うほうが有利になりやすい、 というのが一般的な形です。ただし分かれ目の年数は、購入価格・金利・家賃・ 売却時の価格の前提で大きく動きます。

このサイトでは、同じ前提のまま住む年数ごとの累計費用を並べ、両者が入れ替わる年数を 示します。差が小さいときは、どちらかに決めつけず「前提依存が大きい」と表示します。

金額の差と、暮らしの柔軟性(転勤や家族構成の変化への対応しやすさ)は別の話です。 分けて表示しています。

買う・借りるの比較で、前提を変えながら試せます。

参考価格レンジは、査定や鑑定と何が違いますか

似た条件で実際に売れた事例の分布を、その住戸の面積に当てはめた統計上の幅です。不動産鑑定評価ではなく、金融機関や税務の手続きには使えません。

不動産鑑定評価は、資格を持つ鑑定士が現地を見て、法令の定めに沿って出す評価です。 不動産会社が出す金額は、売却の依頼を受けるための提示価格という性格を持ちます。

このサイトの参考価格レンジは、そのどちらでもありません。公開されている成約データから 似た条件の取引を集め、㎡単価の分布を面積に当てはめた幅です。所在階・向き・管理の状態は データに含まれていないため、反映できていません。

売出価格がその幅の中のどこにあるかは示しますが、「割安」「割高」といった判定はしません。幅から外れていることは、価格が 間違っていることを意味しないためです。反映できていない要因のどれかが 効いている可能性があります。

10年後にいくらになるか、教えてもらえますか

一点で当てにいくことはしていません。変化なし・過去の推移の継続・築年による減価という前提を並べ、前提しだいでどこまで動くかを示します。

将来の価格を予測するモデルは載せていません。載せるには、過去データでの検証で 単純な前提を一貫して上回ること、予測の幅の当たり方が許容範囲に収まること、 そして誤差を地域・年数別に公開できることが必要だと決めており、まだ満たしていないためです。

代わりに、単純な前提を並べています。これらは足し合わせません。相場の推移は あらゆる築年の取引を含んだ動きなので、築年の減価と重ねると同じ効果を二度数えることに なるためです。

並べた前提は、どれも起こりやすさを示していません。確率の幅ではなく、前提の幅です。

この先の価格の幅で確かめられます。

売っても住宅ローンが残るかどうか、わかりますか

残債を返しきれる売却価格を計算して表示します。想定売却価格がその金額を下回ると、売るときに持ち出しが必要になります。

6年後・8年後・10年後について、返済予定表からローン残債を出し、売却費用を差し引いても 残債を返しきれる価格を計算します。売却費用は価格の3.5%として見込んでいます。

売却後に手元へ残る額も表示します。次の住まいの頭金にあてられるか、逆に持ち出しが 必要かを、購入前に確かめられます。

出口試算で、売却価格の前提を変えながら試せます。

自分が住みたい地域の数字が出ません

その地域で公開されている成約データが、数値を出す基準に足りていないためです。それらしい数字を埋めることはしません。

公開データの厚みは地域によって大きく違います。件数が少ない地域や、四半期ごとの データが虫食いの地域では、集計しても安定しません。

地域ごとにデータ信頼度を判定し、信頼度に応じて出せる機能を変えています。 個別住戸の参考価格レンジは信頼度C以上、この先の価格の前提は信頼度B以上でだけ 出しています。足りない場合は、その旨と理由を表示します。

参考予算や買う・借りるの比較は、地域のデータを使わないため、どの地域でもお使いいただけます。

金額はAIが計算しているのですか

いいえ。金額はすべてバージョンを付けた計算式から出しています。生成AIが数値を作ることはありません。

同じ入力と同じ計算バージョンなら、いつ実行しても同じ結果になります。計算式は すべて公開しています。

AIによる要約は初期リリースでは開放していません。画面から要望を送ることができ、 利用ニーズを確認してから提供可否を判断します。

将来この機能を開放する場合も、外部へ送るのは5つの軸の判定と各章の状態だけです。収入・資産・生活費も、画面に出ている金額も送りません。 APIは明示的な開放設定がない限り応答せず、生成文は表示前に禁止表現と 金額表記の検査を通す設計です。

計算の手法にすべての式を載せています。

入力した収入や資産は、どこかに送られますか

いいえ。入力した内容はお使いの端末の中だけに保存され、サーバーには送っていません。

計算はすべてブラウザの中で行っています。収入・資産・生活費といった家計の情報が 端末から出ることはありません。ブラウザの保存領域を消せば、入力内容も消えます。

物件の住所も受け取りません。個別住戸の分析では、駅・面積・築年だけを使っています。

レポートを人に見せるときのために、家計の金額を伏せる「共有版」を用意しています。

いま表示されている数値は本物のデータですか

成約価格は国土交通省の不動産情報ライブラリから取得した実データです。地域指標は、取得できた項目と未取得の項目を画面上で区別しています。

価格・相場・参考価格レンジ・この先の価格の前提は、いずれも出典:国土交通省 不動産情報ライブラリの成約価格情報にもとづきます。㎡単価へ換算し、四半期ごとに集計する加工を しています。

一方、居住地推薦で使う地域指標は、項目ごとに取得状況が異なります。 未取得の項目を推測で埋めることはしていません。現在の取得状況は、各画面の表示とデータの出典で確認できます。